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回心誌

世の中わがんね

ネトウヨだった「僕」

内省

先日、元ネトウヨで現在「左翼」に転向した方のブログを見つけて、何となく共感した。

ここまで目立って精力的な活動をされている方は珍しいだろうが、かつてネトウヨ的言説にハマりつつも次第に距離をとるようになったという人は珍しくないだろう。

かくいう自分も中学・高校時に2ちゃんねるなどにハマり、あの頃は確かにネトウヨだった。その後、少なくともネトウヨの大部分はアホだと思うに至った。そして私自身もネットの情報に踊らされ、周りに流されてただけのアホだった。

 

私自身もネトウヨを構成する言説の全てに目を通したわけではないが、その多くは「実は韓国人、中国人はこんなに卑劣だ」「日本人はこんなに素晴らしい」と、幼稚な自尊心、排外性を補強するためのものばかりだ。

まあ、時には自尊心が必要になるときもあるかもしれない。しかし、より重要なことは事実を探求し受け入れることだ。

そうはいっても、多くのネトウヨは、「自分はより多くの事実を知っており、自分たちのような態度を取らない人たちは、知らないか関心がないか、利害関係があるからだ」と考えるかもしれない。そして、逆に「ネトウヨ的態度を取らない人たちは自分たちより多くの事実を知っているのだろう」とは考えないのだろう。

私は大学に入ってから、一度「右翼、左翼」の軸を離れ、ただ自分の面白そうだと思う講義を受け、本を読み、映画を鑑賞した。それから再びネトウヨ的言説に触れ、あまりの幼稚さに絶句した。それは単に、私の受けた講義が、読んだ本が、鑑賞した映画が、「左翼的」にバイアスしたものだったのかもしれない。が、結局のところ、可能な限り独立性を保った個人がそれぞれに真実を探っていく以外に僕たちが賢くなる方法はない。

当時はこのサイトに随分感情的に突き動かされたものだった。今にして思うと随分幼稚だ。「 日本はなぜ『反韓』か」というタイトルで、これよりはるかに真実味のあるページを作ることもできるだろう。

「自分はありとあらゆる本を読むなどして学び、その上でネトウヨ的言説を肯定する」というならそれはそれで結構なことだと思う。ぜひ、その学んだことを、根拠を広めて欲しい。

私のような転向者がいるのだから君たちもネトウヨを辞めろ、と言っても仕方がないことは自覚している。だが、多少なり自分たちの行動に疑問を持ってもらいたい。これは自戒でもある。私も自分の行動に疑問を持ち続けよう。アホがバカになっただけのことではないか? そう自問しながら続けるしかない。