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回心誌

世の中わがんね

麻生太郎、麻生鉱山、朝鮮人強制労働

共産党の杉並区議員のツイート。

いやさすがに戦時中の強制労働に麻生太郎は本人は関係ないだろうという意見も当然あろうが、(このツイートをした区議員を含め)有権者が審判を下すべきことである。いずれにしても、事実を明らかにすることに意味はある。

麻生鉱業で強制労働が行われていたことは確かなようである*1。まず、戦時中の富が温存されていたのだということに意外さを感じた。これは単に私が無知なだけで、いくらでもある話なのかもしれない。

そういえば、ドイツBMWの大株主であるクヴァント家がナチスに随分貢献していたという話がある*2。その事実がドイツ国民に知れ渡ると、さらなる非難を恐れたのであろう、クヴァント家は歴史解明への援助を発表した。フォルクスワーゲンドイツ銀行などの企業もまた、ナチス時代に政権援助を行ったことから、様々な補償を行っている。翻って日本はどうか。

結局、東京裁判で国民は戦争責任を逃れたのだろうか。軍人を盾にして手討ちは済んだのだろうか。ドイツがやってきたように、自浄作用を示し続ける必要があるのではないだろうか。

次に、遺骨調査を拒否してるというのは事実だろうか。また、遺骨調査を拒否している理由は何だろうか。

 

原田に提示された赤旗の記事をによると、

 福岡県の麻生鉱業は七つの炭鉱で朝鮮人を強制労働させた企業です。麻生外相が社長を務めた麻生セメントの前身です。ところが、麻生外相は実態調査を要求されても「何ともお答えのしようがない」と答弁するだけです(二〇〇五年二月六日)。 

 とのことだが、民主党議員高橋千秋のウェブサイトにそのやりとりの議事録と思われるものがあった。

 

 特に、徴用朝鮮人のその遺骨収集や返還問題を日本側と話し合っている韓国政府は、戦時中などに一万人以上の朝鮮人を徴用し、旧麻生鉱業の関係資料が提出されていないとして資料の提出を先月二十八日に求めました。麻生さん自身もこの会社の後身である麻生セメントの社長を務めたことがあり、重要な当事者だと思います。
 そこで質問します。韓国側が要求している旧麻生鉱業の資料を提出しますか、それともしないのか、お答えください。

国務大臣麻生太郎君) 朝鮮半島出身の旧軍人軍属及び民間徴用者のいわゆる遺骨の調査、返還問題に関しまして、これまでたしか三回にわたりまして日韓の協議が行われております。しかし、これまでの協議の中で韓国側から特定の企業、例えば麻生鉱業なら麻生鉱業という特定の企業についての資料提出の要望がなされたという事実はございません。

喜納昌吉君 ああ、ないんですか。ああそうですか。
 それじゃ、もしそれを出されたときにはこたえますか。

国務大臣麻生太郎君) はい、何ですって、もう一回言ってください。

喜納昌吉君 その資料は、韓国側から提出してというあれはないんですか、お話は。この旧麻生鉱業の中での在日朝鮮人の方々のその実態というものの資料はまだ要求をされてないんですか、韓国の政府からは。

国務大臣麻生太郎君) 先ほど答弁申し上げましたとおり、個別の企業につきまして、すなわち麻生鉱業とかほかにもいろいろ企業はあるんだと存じますが、個別の企業に関して特定の資料提出を要求されたという事実は過去三回の間ではございません。

喜納昌吉君 ああそうですか。あれば提出しますか。

国務大臣麻生太郎君) これはかなり前の資料で、国家総動員法の時代の話だと存じますので、この当時の資料がどれだけ残っているかにつきましては、今の段階でどの程度残っているかという点に関しましては、私どもに関しては、全くちょっと、今言われても何ともお答えのしようがございません。

喜納昌吉君 社長もなさったんですし、当時の資料がどうなっているかということもありますけれども、しかし努力をして提出するということはしますか、努力は。

国務大臣麻生太郎君) 要求をされておりませんので、要求をされた場合、調査をするというのは当然のことだと存じますが、ただ、その場合に、調査にこたえて、それにあるかどうかという、資料があるかと言われると、私ども今の段階でお答え、調べはさせてみましょうけれどもというのが私の今の答えであります。

喜納昌吉君 要求されていないというよりも調査を、あるかないかということを煩うよりも調査をするという努力を見せますかということです。

国務大臣麻生太郎君) 私どもとしては、これは大分前にも一回似たような話があったと私ども記憶をいたしますんで、もう社員もほとんど亡くなっておりますんで、私どもとしてはそれらの資料があるかどうか調査してみろということを何年か前、もう大分前だと記憶しているんですが、そのときにもそういうことはやりましたんで、調査をしてみろということを言った記憶もございますんで、私どもとしては引き続き調査をいたしてみたいと思っております。

 

 拒否した、というニュアンスではなく、調査をしてみたい、と言っている。その後進展がなければ拒否したのと同じことだと言うことかもしれないが、これに関して続報は無いのだろうか。いずれにせよ、このような消極的な態度で済まされること自体、国民の関心の低さを物語っていよう。