アメリカはピューリタンの国なので性道徳に厳しく、そのため政治家が性のスキャンダルで失脚することがよくあるのだという*1。
逆にフランスは性に寛容で、ミッテランの葬式には多数の愛人が出席したのだとか。
検索してみると、確かにそういう話は出てくる。
フランスでは政治家であってもプライベートの詮索をするべきではないとされているらしいが、それだけでなく国民の受け取り方も違うのだという。
「パリ・マッチ」というゴシップ誌が94年、婚外子の存在について報じたことにより(大学生になった娘と公然と面会するミッテランの姿を好意的に取り上げたらしいが)、国民の間でも知られることになった。とはいえ、スキャンダルとしては受け取られず、国民からはむしろ好意を持って受け止められたという。
そういえば、フランスの哲学者カップル、サルトルとボーヴォワールの契約結婚という性のあり方も、ずいぶん進歩的だ。
映画『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』も、いつか機会があったら観てみよう。
*1:『(mp3)65歳以上のHIV感染者が増加。なぜ?』TBSラジオ デイ・キャッチ!ニュースクリップ2013年08月16日