回心誌

日々是回心

廃棄物処理の費用を原発で賄うという考え

 今ここで原発を辞めようが、推進しようが、どのみち廃棄物処理の問題はある。であるなら、その処理費用を原発の儲けで賄えばよい、という指摘。
 脱原発側は出口戦略がなってないという。いやそれは推進側にも言うべきだと思うんだけど。

 例えば核燃料サイクルがうまくいくとか、技術革新によって廃棄物処理の問題がいずれ解決する見込みがあるというなら話は別だけど。技術革新というなら、自然エネルギーにも技術革新はありうるわけで、実現可能性から言って処理の方が期待できるとする理屈もよく分からない。今止めれば(震災などによる事故も含めた)処理コストは10で済むところを、100とか1000とかになっていくわけだ。そうした処理コストを全て原発で賄えるのか?という疑問。もし半分しか賄えないとしたら、これは結局やらないほうがマシだ。
 震災事故の処理コストは今回の震災から学んで減らすことができる、というのは分かる。そのためには規制委などの監視体制を整え、諸外国並みのリスク管理が必要不可欠だとも思うわけだけど。

 まあ、いずれもうちょっとちゃんと調べたい。