回心誌

世の中わがんね

『エイリアン2』を観た

 前作『エイリアン』では男性の暴力に屈服せず困難に立ち向かう女性の毅然とした姿が描かれた。これはフェミニスト的な視点だが、そういう評価は珍しくないし*1、少なくとも性的なメタファーに満ちていることは否定しようがない。
 以下ネタバレありまくりの感想。

 『エイリアン2』は母娘の関係にフォーカスした作品になっている。

 冷凍睡眠から目覚めたリプリーは地球に生還したが、すでに数十年が経過しており、地球に遺してきた自分の娘がすでに亡くなっていることを知る。その後植民星に向かったリプリーはエイリアンの襲撃から生き延びた少女ニュートに出会う。生き延びたという事実からすでにニュートのリプリー的な強さがうかがえるが、エイリアンにびびりまくる海兵と対称的に冷静な側面がある。ニュートとリプリーは絆を深め、最後にはエイリアンに捕まったニュートをリプリーは命を賭けて救い出す。

 一方、エイリアンたちの母親であるクイーンも登場する。ニュートを救い出す時、リプリーはエイリアンの卵を人質にとる「駆け引き」を行い、エイリアンから逃れる。このとき、リプリーは結局は卵を火炎放射機で燃やし、いわば約束を反故にする。なぜそんなことをしたのかというのがひとつ疑問。