色々と趣深い。
宮台:
社会民主主義って言うのはヨーロッパ流のマルクス主義的解釈なんですよね。つまりヨーロッパの実情に合わせてマルクス主義を解釈していこうっていう方向で、グラムシとかルカーチとか色んな人がいるんだけどね。
共産党ってのはご存じのように1955年第6回全国協議会、六全協で武装闘争路線、山村工作隊路線を捨てたんでね、議会制民主主義路線に切り替えたんですよね。しかし、これが重要、本当はどうなのか分からないけど、今はそうしているけど最終的には議会民主主義はダメで、やはり共産主義社会がよい、つまり制度として議会制民主主義を廃止する段階が来るんだっていうふうに考える立場。
に対して社民主義っていうのは永久に議会制民主主義でやると。しかし議会制民主主義の中で主張する価値が例えば自民党とは違う。