回心誌

日々是回心

安重根について

日本政府は安倍内閣も含めて村山談話を踏襲しているわけで、植民地支配については謝りますとしている。植民地については悪かったと言いつつそれに抵抗したものを褒めるのもダメだと言っていることになる。

韓国の立場としては、安重根は犯罪者、というなら、A級戦犯はどうなんだ、とかいうことになるのかもしれない。また、植民地支配を正当化しているように見えてしまうだろう。(実際、今回の事件に結びつけて日本の植民地支配は悪くなかったと言っている人もいる)

犯罪者かどうかという単純な問題じゃなくて、無意味にナショナリズムに訴えるのは両国のためにならない、という訴え方をするべき。

自民党自身がナショナリズムに訴えるようなことをしているからそういう言い方はできないのかもしれない。

そもそも、これを放置することでどういうデメリットがあるか計算してしゃべってるんだろうか? とにかく犯罪者だからダメってんなら、無茶苦茶な捜査だとか、人権無視の法に基づいて刑を受けた人だっているだろ。
大日本帝国の要職にあった人物の殺害を承認、賞賛するのはテロリズムの容認に等しく日本に対する挑発なので認められないというならまだ分かる。ただし、日本の現政権が大日本帝国を継承していることが前提となっている点には注意が必要だろうが。それにしたって内政干渉ではあるのだから、スマートにやってほしいものだ。