アメリカはロシアの中東侵出に対抗するために、アフガニスタンの民兵を支援した。それがアルカイーダ。
アメリカは80年代にフセインを支援していた。フセインが自国のクルド人に対して毒ガスを使用した時期も*1。
最近話題になったドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』は、1960年代にインドネシアで起きた虐殺をテーマにしている。この虐殺はアメリカに支援されたスハルトによって起こされた。
アメリカは、共産主義、反欧米主義を抑圧するためには手段を選ばなかった。そうした過去がアメリカを苦しめているのではないか。そして、今や明確な「敵対国家」は存在しない。同じ方法が通用するのかは疑問である。
*1:ノーム・チョムスキー『お節介なアメリカ』p.25