回心誌

世の中わがんね

【ゲーム】『The Long Dark』に出てくる「サルオガセの地衣類」について

サバイバルゲーム『The Lon Dark』には「サルオガセの地衣類」というアイテムが登場する。
木の枝から垂れ下がるコケのようなものだ。

このアイテムと包帯を利用して、傷の消毒を行うことができる。


サルオガセって何?地衣類って何?と思ったので、少し調べて見た。
地衣類とは、藻類と共生関係を送る菌類の一種なのだそうだ。

地衣類は藻類を体の中に取り込み、藻類は光を浴びて光合成を行う。
そうして得た栄養を、藻類は地衣類に送る。


サルオガセは地衣類の一種で、古くから薬用として使用されてきた。

盛口満『となりの地衣類』p.62より

『地衣類の二次代謝物』の中の「伝統医学における地衣類利用」と題された章には、世界で最も広く薬用として利用されてきた地衣類は、サルオガセの仲間だと書かれている。八ヶ岳やアルプスなどの高山に行った折、針葉樹から垂れ下がる白いひげのような地衣類を見たことがないだろうか。これがサルオガセの仲間だ。

ヨーロッパの地衣の利用はギリシャ時代までさかのぼる。ギリシャではヤマヒコノリの仲間が使われていたようだ。その後、中世になるとペルシャの学者からヨーロッパへサルオガセの利用が伝わった。サルオガセの属名、アラビア語由来である。中世以降、ヨーロッパではサルオガセのほか、エイランタイやイヌツメゴケ、ツノマタゴケ、オオロウソクゴケ類などの地衣が薬用に使われたが、現在、地衣の利用はほとんど見捨てられてしまっている。ただし、エイランタイのみは現在も薬用としての地位を保ち続けている


日本でも見ることができるようだ。ぜひ見てみたいものだ。