結論
Realtek Audioのドライバーをインストールする際、一度インターネットを切断(LANケーブルを抜いてWifiをオフ)してからインストーラーを実行する必要がある。
そうしないとアンインストールが無限ループしていつまでたってもインストールできない。
(MSIのマザーボードを使ってる人だけかも)
背景
以前自作したPCでApex Legendsを楽しんでいたところ、ゲームするのに「ラウドネス等化」なる設定項目がよいとの話を聞いた。
配信で音に関する話題があったので紹介。
— REVIZE_shomaru7 (@shomarusamaa) 2019年4月3日
イコライザ設定するならラウドネス等化を使用したほうがいい説。
特に、足音が聞こえない人と自分の銃声でVCが聞こえないそこの君様に。
小さい音が大きくなり大きい音が小さくなり、VCとのバランスも最高にとりやすくなります!
やり方は画像の1枚目です pic.twitter.com/rIAGF6uohx
自分のPCでもできないか試したところ、スタートメニューから「Realtek Audio Console」を開けることに気付いた。
問題
しかし、「ラウドネス等化」のチェックを入れても反映されない。
チェックして画面を開きなおしたり、違うタブを開いて戻ったりすると、デフォルトの状態に戻ってしまう。
「ラウドネス等化」以外の箇所も試したが「環境」の設定についてだけは反映されなかった。
もしかしてRealtek Audioのドライバーが古いせいかと思ってmsiのサポートページで確認したところ、確かに最新が6.0.9279.1であるのに対して、今の自分のドライバーを確認したところ、6.0.9210.1で、少し古かった。
ということは、ドライバーを更新すれば直る可能性がある。
早速、msiのサポートページからダウンロードしてみた。
※自分の場合は「MAG B560M MORTAR WIFI」というマザーボードを使っていたので、以下のURLからダウンロードした。
ここは各自使っているマザーボードによって違うと思う。
エムエスアイコンピュータージャパン | エムエスアイコンピュータージャパン
setup.exeでインストーラーを実行できるが、このインストーラーは「一度既存のドライバーをアンインストールして、再起動後にインストールする」という順序で動く。
アンインストールして再起動しても、もう1度アンインストールするように表示が出て進まなかった。
解決策
色々ググってて、上の記事(オーディオドライバの更新方法)に行き着いた。
ちょっと画面とかが微妙に古いけど、msiの公式記事だし参考になりそう、ということで、真似してみた。
まず、デバイスマネージャーでRealtek Audioのドライバーをアンインストール。
うまくいかなかった方法1ではダウンロードしたドライバーの一番上のexe(MSI_Launcher.exe)を実行していたが、今回は「Realtek Audio Driver」フォルダーの「Setup.exe」を実行した。
(ウィザードの進行の仕方や文言はMSI_Launcher.exeと同じだったような気がする)
次に、再起動する前にネットワークを切った(接続していたWifiから切断し、Wifiをオフにした)。
上のmsiの記事にこういう注意書きがあったからだ。
※ インストール作業が完了するまでインターネット接続を解除してください。
インターネット接続を解除しない場合、オーディオドライバのインストールがループする可能性が御座います。
この状態で再起動してみたら、後述の「うまくいかなかった方法1」とは違って、同じインストールウィザードが繰り返し出てループすることがなくなった。
この時点で音が聞けるようになっていたが、念のためもう1度再起動して、Realtek Audio Consoleを開いてみた。
すると、「ラウドネス等化」のチェックがしっかりと保持されていた。(画面を変えたりしてもチェックされたまま)
ゲーム中の音量も、しっかり「等化」が効いてる!
(銃声のようなうるさい音は小さく、足音みたいな小さな音は大きめに補正されるぞ!)
ドライバーが適用できない場合の回避策
ちなみに、どうやってもRealtek Audio Consoleが使えないという人向けに、回避策はある。
まず、Realtek Audioは、マザーボード上のモジュール(部品)である(詳しくないけど、多分そのはず)。
なので、関係するのはマザーボード上の音声入出力ジャック、またはマザーボードからPCケースに接続されている音声入出力ジャックである(要するに、PC本体の背面部とフロント部にあるイヤホンとか挿すための丸い穴ね)。
この辺りの音声入出力ジャックを使わなくても、マイクやヘッドホンを使う方法はいくつかある。
たとえばUSB接続のヘッドセットを使うとか、モニターから音を出すとか、モニター側の音声出力ジャックを使うとか(モニターは音声入力には対応できないので、マイクは使えないけど)、サウンドカードを使うとか。
こういう方法を使えば、Realtek Audioは関係なくなる。
ただ、その場合、Realtek Audio Console自体は使えないため、各音声デバイスに応じた方法で設定する必要がある。
その中にラウドネス等化と同じような項目があればそれが使えるし、なければ使えない。
うまくいかなかった方法1
ZIPファイルでダウンロードできたので、解凍して、特に何も考えずフォルダーの上の階層にあった「MSI_Launcher.exe」を実行。
インストールウィザードが開き、指示に従って(適当に)OKなどをクリックして進んでいった。
手順として、すでにあるドライバーをアンインストール→再起動→起動後自動で新ドライバーをインストール→再起動 という流れのようだった。
アンインストール→再起動、と順調に進んで、起動後画面を見ると、またインストールウィザードが開いている。
最初に実行したときと同じ画面や文言が続いている…
嫌な予感がしつつ、進んだが、またアンインストールして再起動する流れになっていた。
念のためもう1度再起動したが、同じ画面が表示された。
ここでアンインストールしても仕方ないので、起動後に自動で立ち上がるインストールウィザードを手動で閉じて、再起動した。
しかし、デバイスマネージャーでドライバーのバージョンを確認したが、バージョンは古いままだった。
うまくいかなかった方法2
デバイスマネージャーの「Realtek Audio」で右クリックして「ドライバーの更新」→「コンピュータを参照してドライバーを検索」から、上の手順でダウンロードして展開したドライバーのフォルダーを指定した。
これで再起動したところ、デバイスマネージャー上はバージョンが新しくなっていた!
しかし、ヘッドホンから音が聞こえないし、「Realtek Audio Console」を立ち上げると待機状態のまま時間がたち、しばらくして「RCRサービスに接続できません」とのエラー。
このエラー自体はメジャーなエラーらしく、ネットにも情報があって試してみたが、結論としてはエラーは変わらず、音も出ず、解決しなかった。
うまくいかなかった方法3
(この辺、記憶があいまい)
デバイスマネージャーでドライバーを削除して再起動すると、勝手にドライバーが再インストールされるらしい。
音が聞こえないのでは困るので、やってみたところ、古いバージョンのドライバーが入った。
もうよくわからん。
最後に
特に深い意味はないけど、ゲームのときつかってるヘッドセットを宣伝しとく。
※ラウドネス等化はヘッドセットの機能ってわけじゃないです。